ショートステイを何度か利用してみて思うこと。人に任せるには割り切りが必要なんだな…

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息子の病気

医療的ケア児を育てている私にとって、
子供を泊まりがけで預かってもらえるショートステイは本当に本当にありがたい制度です。

 

私が利用している施設では、ショートステイを利用できるのは、
多くても月に一度、一泊二日が限度。

なのでその時にまとめて用事を済ませるようにしていて、
あっという間に時間は過ぎるものの、充実した時間になります。

私自身の通院をしたり、
集中して調べものをしたり、
子供を見ながらは難しい家事(雑草とりとか。笑)をしたり。

よっしー
よっしー

お昼はバギーを押しながらでは絶対に行けないようなラーメン屋なんかにも行けて、リフレッシュできるのもありがたい!

 

医療的ケア児を受け入れできるところがとても少ないので、本当に感謝の気持ちでいっぱい!
毎回最敬礼の勢いでお辞儀をして帰ってきます。

 

そんな、私にとってはありがたいショートステイですが、
もしかしたら息子にとってはストレスなのかも…?と申し訳なく思ってもいます。

というのも、複数回利用してみて、「うーん、これは息子に我慢させちゃうかな…」と思うことがいくつか出て来たのです。

 

あらかじめ言っておきますが、そこが不満だ、とか、改善すべき、と言っているのではありません。(重要)

 

人に預けて集団でみてもらう、というのは自宅で親がマンツーマンで見るのとは違う、という割り切りが必要だよな、と思っている、という話です。

施設によって違うこともあると思うので、飽くまでも私の経験談としてお話しすることをご了承ください。

テレビやDVDを見せている時間が長い

送り迎えの時に他の子を見たり、
お迎えの時の報告を見て知ったのですが、
誰からも相手にしてもらえてない時間が結構長いんですよね。

預けている間のほとんどが、ベッドやバギーの上で
テレビを見たりDVDを見たり、持ち込んだおもちゃで遊んだりして過ごす時間のようでした。

よっしー
よっしー

私がお迎えのときに見た子(ほかのお家の子)は、バギーに乗ってテレビを見せられている横で、看護師さんがパソコンでカルテを一生懸命入力していました。(もちろん会話はなし)

 

たまに保育士さんが遊んでくれる時間がありますが、
それも1時間程度。

それ以外のほとんどの時間を、息子はテレビやDVDを見て過ごしてるんだなぁ、話しかけとかは、あんまりしてくれてないんだろうなぁ、と察しました。

食事介助は長い時間できない

うちの子は今食事を口から食べる訓練中なので、
家では毎日二回(昼と夜)、ペースト食を食べさせています。

STさんからも「毎日やることが大事」と言われているのでその習慣を崩したくなくて、ショートステイ時も食事介助をお願いしているのですが、
あまり長い時間はやってくれません。

お迎えの時の報告では、「やってみたんですけど、嫌がっちゃってダメでしたー」と言われることが多いです。

一応リハもやってる病棟でのショートステイなので、看護師さんたちも摂食リハを見てるはずだし、普通よりも詳しいはず。

だから少し工夫してやってくれるかなーと期待しちゃったんですが、
嫌がられても頑張るくらいまではやらないらしい。

よっしー
よっしー

食事の時間はたくさんの子に一気に食べさせないといけないから、看護師さんも忙しいよね…。

少し不満な衛生環境

と、ここまではまあ仕方ないね、で済ませられることなのですが、
一つだけ少し不満なことが。

それは衛生環境のこと。

こないだ、息子を迎えに行ったら、おむつが汚れた状態でした(大便のほう)。

お迎えに行ってすぐ、あれ、なんか臭うなーと思って、
見てみたらしてた、っていう感じ。

ちょうどそばに看護師さんがいて一部始終を見てて「あれ、さっき替えたのになー」って仰ってたので
まだして間もなかったのかもしれません。

だけど、おむつを開けてみたら、お尻が赤くなってしまっていて…

ちょうど、便がついてたところの皮膚が赤くなってしまっていたので、気づかれずに少し時間が経ったんじゃないかな…って思いました。

 

また別の時には、お迎えの時の報告で、「ちょっと目を離してる間にゆるい便が漏れてしまっていて、、体とか手とかにもついてしまってたんです」と言われました。

つまり少しの間、“まみれた状態”になってしまってたってことですよね…

どれくらいの間だったのかは聞かなかったし、すぐに綺麗にして着替えもしたとは言ってくれましたが、、そうなっちゃうか…と。

四六時中誰かが見てるわけではないので、
おむつのタイミングは本当に難しいと思います。

よっしー
よっしー

小なら時間ごとに替えれば済むけれど、
大はいつするかわからないもんね。

だけど、そういうケースを見ると、
気持ち悪い思いしてなかったかな?
お尻かゆくなかったかな?と
ちょっと心配になってしまいました。

看護師さんたちの多忙が原因なのかな。

テレビを見る子供の横で、
一生懸命カルテを打ち込む看護師さんを見て思いました。

忙しくて、やることがいっぱいあって、
ゆっくり子供の相手をしてる暇がないんだろうなぁって。

時間がないから、一人一人に向き合えなくて、
とりあえず預かってる以上は、安全に過ごせること、という命題をクリアすることに注力していて、
ショートステイ中の子供の時間を充実させたい、というところまで、
気が回らないんじゃないかなぁ、とか。

もしかして、本当は、看護師さんたちも、やりたいけどしてあげられない、っていう思いを抱えているのかも、とか。

よっしー
よっしー

全部、推測ですけどね。

 

 

家族の休養も大事だけど、息子のストレスならしたくないジレンマ

ショートステイで、お家とは違う環境で頑張ってくれるのは息子なので、
ストレスや負担を感じるなら利用することを躊躇してしまいます。

けれど、数ヶ月に一度のショートステイが、
家族が休養できる貴重な時間なのも事実で…

もし万が一、家族が体を壊したりしたときに安心して預けられる場所を今から作っておきたい、という意味でも、普段から違う環境に慣れていてほしい、という気持ちもあります。

よっしー
よっしー

見れるものなら家で見たい、けど預けて休む時間も取りたい、というジレンマ…。

息子はどう思っているのか、聞いてあげたいけど言葉を話さないから、
私が判断するしかありません。

ありがたい制度だし、使えることに本当に感謝しているけれど、
「家とは違う。求めることが全部できるわけはない。人に預けてみてもらう、というのはそういうことだ。」という割り切りも持って使う必要があるな、と思ったのでした。

余談:そして考えてしまう、「今後」のこと…

これは余談ですが、こうして「人に預ける」「集団の中でみてもらう」ということのリアルを経験すると、今後のことを考えて不安になってしまいます。

息子はいずれ、どこかの施設で生活することになるでしょう。

重度心身障害で一人では生活できないのですから、生きるためにはそうするしかありません。

 

そうするとショートステイで預ける時みたいに、息子に色々な不便を感じさせてしまうのかな…。

お家で過ごすように、リラックスできて世話も行き届く、という環境を作るのは、難しいんだろうな…。

障害を持った子は、そう生きるしかないのかな…。

 

親としては、見えない将来に漠然と不安を覚えてしまうのでした。。

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