「親がいなくなったら子供はどうやって生きていくんだろう?」という不安が
最近頭から離れません。
私たち夫婦はまだ30代で、普通に考えればまだまだ生きるのでしょうけど、
何があるかわからないな、と思ってしまうんですよね。
もともと不安症だからというのもあるんですが、
震災を経験して、人はいつどうなるかわからない、というのを身に染みて感じましたし、
それでなくても事故で両親が同時に、ということも可能性はあるな、と。
その不安は普通の子育てでもあるものでしょうけど、
今のままでも「いずれ親の元を巣立つ」という可能性が著しく低い障害児とあれば
より不安は増します。
このまま不安を抱えているのも嫌なので、
解消するために本を読んで情報収集してみました。
その結果を備忘録代わりにここにまとめておきたいと思います。
結論から言うと、
「子供が障害児であっても将来的にそこまで大きな金額は必要ない」ということでした。
※障害者手帳を持っていることを前提として調べています。
施設に入っても障害者基礎年金で生活できる
調べてみて、私の一番の安心材料になったのが、これでした。
息子は今3歳ですが、話すことも歩くこともできません。
これから劇的に成長する可能性もなくはないですが、
脳に異常が見つかっているためかなり難しいと思います。
そんな息子が両親(私たち)を失ったら、
一人で生きていくことは無理です。
兄弟もいませんし、息子よりも長生きするくらいの親戚は今のところいません。
となれば、施設に入って暮らすしか方法はないです(と思っています)。
でも施設っていくらかかるの!?というのが一番の不安でした。
そこで参考になったのは、
「入所施設の場合、本人の障害基礎年金から自己負担額を支払い、月々だいたい2万円くらいが手元に残るようになっています」ということ。(引用:『まんがと図解で分かる障害のある子の将来のお金と生活』)
施設って莫大なお金がかかると思っていたので、これには一安心…。
家賃や食費、医療費などの負担があるため、共済に入っておくと安心
ただし、予期せぬ出費(医療費や入院費など)がある可能性もあるので、
月々定期的にお金が入ってくる仕組みをつくることが大事、
ということも同時に書いてありました。
生命保険などで大きくお金を残すことも選択肢としては取れますが、
いきなり大きなお金が入ってきても、「使う能力」がないと意味がないと本には書いてあり、
なるほど…と思いました。
しかも、トラブルや詐欺にあう可能性もあり逆に危険なこともある、とのこと。
残すとしたら一度に大きく、よりも、定期的に少しずつ、のほうが
トラブルは回避できそうです。
そのために障害者扶養共済制度(厚生労働省HPへ飛びます)はとても有用。
我が家はこれに加入することを決めました。
お金よりも大事な、人とのつながり
また、前述の本にはこんなことも書いてありました。
将来、障害のある子に必要になるのは「たくさんのお金」よりも「たくさんの人」と考えて準備しておきましょう。
公的制度や支援を知り、必要以上にお金を残そうと考えるよりも、
両親に万が一のことがあったときにその後のことを誰がしてくれるのか、どこに相談すればいいのかなどを考え、
色んな接点を作っておくことが大事なのだな、というのは大きな発見です。
今もし万が一のことがあったらどこに連絡してどんなことをしてもらうか、
というのをまずはしっかり考え、記録し、
状況が変わるごとにアップデートしていこうと思います。
まとめ
・障害者扶養共済に入っておくことは安心材料になる
・お金よりも、サポートしてくれる人、頼れる人など、なるべく多くの人とかかわっておくことが大事(→今からやっていくことを推奨)
一番最初にも書いた通り、
これらの情報はすべて、身障者手帳を持っていることが前提になっています。
息子は今手帳を持っており、一級ですので、このままの状態が続けば
今回調べたように大きな金額を残す必要はないでしょう。
でも、小児の身障者手帳って、期限付きなんですよね。
これからどうなるかまだわからない、ということで。
(成長したり、改善する可能性があるため)
息子がこれから手帳の更新をし続けられるかはわからないので、
完全に不安がなくなったわけではありません。
ですが、少なくとも今の状態だとしたら将来こうなる、ということがわかって
少し安心しました。
今後どうなるかが正確にわかることなんてないから、
色んなパターンを想定し始めたらきりがないですからね…。
ちなみに今回はこんな本を読んで勉強しました!
すごくわかりやすかったです。おすすめ!
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