障害と医療的ケアのある子供の就学について情報収集したまとめ

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息子の生活について

私たち家族が子供の就学を意識し始めたのは、息子が3歳(年少)の時でした。

その時にちょうど引っ越しを考えていて、引っ越す先=子供の就学先、ということになるのか!と気づいたからです。

と、同時にものすごく不安になりました。

「重心児かつ医療的ケアありで小学校に通えるの?」
「どうやって通うの?毎日送り迎え?」

その不安を解消したくて、就学についての情報収集を始めました。

そこで得たことをここにまとめておきたいと思います。

まずは児童発達支援センターで聞いてみた

どこに聞いたらいいかわからなかったので、
とりあえず今通っている児童発達支援センターに聞いてみました。

「息子は、小学校に通えるんでしょうか?通えるとしたらどの地域がいいんでしょうか?」

すると児発の先生はこう答えてくれました。

「通えます!」
特別支援学校と普通小学校の特別支援学級があるのですが、どちらにしても、(市内であれば)どこの地域がいいってことはないですよ。どこに引っ越しても必ず通えるところはあります。」

そして同時に、支援学校で相談を受け付けてくれてることを知り、
通学の状況など聞いてみては、とアドバイスをもらいました。

よっしー
よっしー

息子の状態を知ってくれている人に「通える」と言ってもらえてまずはほっとしました。

直接支援学校へ相談に

先生に教えてもらった支援学校に直接電話し、
「学校に通うことについて相談したいことがあるのですが」と伝えると、
相談予約を取ってくれたので、直接伺うことに。

よっしー
よっしー

めっちゃ緊張したんだけどすごく優しくてほっとしました…

 

時間ぴったりに着くと、担当の方が玄関で待っててくれて、
車の誘導までしてくれました。

車から子供をおろすと、「こんにちは(*^-^*)」と慣れた感じであいさつしてくれて、
さすが支援学校の先生!と思ったのを覚えてます。

簡単なヒアリングの後、まずは学校の説明をしてくれました。

そのときいただいた資料がものすごく詳しくて!
ここに載せたいくらいなんですが学校名も載っていますしさすがに無許可ではできないので、
一部ざっくりご紹介しますと…

①就学について

・学びの場を検討するにあたっての、支援級と支援学校に関する障害の程度(目安のようなもの)
・就学までの流れ
・週の時間割と一日のスケジュール

②その学校についての説明

・児童数・通学方法の紹介
・卒業後の進路
・指導・支援計画
・学区と通学バスのルート、時間
・学校徴収金額(給食費など)

③医療的ケアについて

・規定されている医療的ケアの種類
・実施手順(申請~許可まで2~3週間かかり、それまでは学校看護師が実施できないので保護者付き添いになる、とか。泣)
・緊急時の対応
・通学バス利用の判断について

などなどが書いてありました。

よっしー
よっしー

就学相談前にこんなことがわかるのが本当にありがたい。

 

その後質問受付。

私が一番気になっていた「医療的ケアがあっても通えるのか」「どう通うのか」を聞くと、
「吸引や発作の心配がなければバスで一人で通学してもらえますよ」との回答が!!!

 

おお!通えるのか!!!!(ものすごい安堵感)

 

よっしー
よっしー

これが!一番!気がかりだったの!!

聞けて本当に良かった…

うちの息子の様子を見るに、おそらく支援級で学ぶのは難しいと思ったので、
ほぼ支援学校かなと思ってたところ、
ものすごいウェルカム体制だったのもとっても安心感がありました。

支援級と支援学校、どちらに入るのかは最終的には教育委員会が決める、とのことなので
希望通りになるかはわかりませんが…支援学校になったらいいな。

先輩ママの話も聞く機会があった

その後、タイムリーに、児発で先輩ママの話を聞ける会を作ってくれまして。
この児発から小学校に入学されたお子さんのママが数人来てくれて、経験談をお話ししてくださいました。

支援級に進んだ方、支援学校に入った方、それぞれから話を聞きましたが
支援級は自閉症スペクトラムなど発達障害の子が多く、
支援学校は重心児や医療的ケアありの子が多かったです。
(多かったといっても数人なのでサンプル数自体少ないですけど)

その話を聞いてても、普通学校の支援級はプログラム的にも生活的にも
うちの息子には厳しいかな、と思いました。

なので支援学校に進まれたお母さんに質疑応答の時間は色々と聞いてみたのですが、
「先生たちが本当に素晴らしい」とおっしゃってて、ますます支援学校いいなーになりました。

よっしー
よっしー

ちなみにこの4月に入学されたママにも先日ちらっと話を聞いたら
同じように「先生たちが本当にすごい!」と言ってました。

支援学校のお子さんのママはフルタイムで働いてると仰ってて、
放課後等デイの探し方なんかも教えてくれました。

ちなみにその時「支援員さんに探してもらって!」と言ってたので、
これが私が支援員さんにつながるきっかけになったのでした。

よっしー
よっしー

先輩ママの声ほど参考になるものはないよほんと…ありがたい…

自治体でYouTube説明会

私が住んでいる仙台市では、先ごろ障害児の就学について説明会が行われると同時に、
YouTubeにて配信されました。

ここでは具体的な就学後のイメージ、というよりは、
どんな流れで就学相談が進んでいくか、という内容が説明されていて、
来年どんな動きになるのか、というのが参考になりました。

別の支援学校にも話を聞いたけど…ちょっとモヤモヤした(余談)

病院のソーシャルワーカーさん(すっかり顔馴染みになった)と話しているときに、
「この日に支援学校のスタッフの人がくるけど話聞く?」と打診してくれたので、
以前行ったところとは別の支援学校の話も聞きました。

どんな話をしてくれるのかわからないまま行ったら、
「就学のスケジュールと選び方」みたいな話で、
あ、全部聞いたことあるやつだ…となってしまい、あんまり収穫はなかったです。

でもそこで言われた印象的な言葉が。

「お子さんの状態とか医療的ケアの有無を理由に決めるんじゃなく、
学びの場としてどこがふさわしいか、で考えてくださいね」と。

いやー、もう、ど正論ですよね。

ど正論なんだけど。

私はちょっとモヤッとしてしまいました。

支援学校と支援級では、学ぶ内容も違うけれど、生活も全く違うんですよ。

例えば給食。
ペーストに対応してくれる支援学校、してくれない支援級。

例えば通い方。
通学バスが出る支援学校、送り迎え必須の支援級。

その他、休憩時間の長さも、学校がバリアフリーであるかどうかも、
児童一人に対してどれくらい先生が時間をかけられるのかも、
学校生活のすべてが違います。

もちろん学校は学びの場だから、学習内容で判断するのが道理なんでしょうけれど、
一日の大半を過ごす学校だからこそ、その他の環境だってとても大事じゃないかなって
私は思いました。

さいごに

色々動いて知った就学についての情報をまとめておきます。

①病児障害児の就学先には選択肢として特別支援学校と特別支援学級がある
②支援学校と支援級では学習内容や生活に大きく差がある
③多くの場合、(年長の時に行う)本格的な就学相談前に各校で相談を受け付けてくれる
④就学相談時に支援学校か支援学級かの希望は伝えられるが、最終的に決めるのは教育委員会

就学の事情や動きについては地域差もあると思いますので、
詳しくは通っている園や支援員さん、病院のソーシャルワーカーさんに聞くのが早いと思います。

私の場合色々不安すぎて年少時から情報収集をしたので、
早めに不安解消ができました。

本格的に動いたらもっと不安が出てきそうな予感しかないですが、
現時点では何とかなるかな、と思っています。

以上、現時点のまとめでした。
進展があったらまた記事にしたいと思います!

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