身障者手帳をもらってまずしたこと・使った制度一覧

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息子の病気

先日、息子の身障者手帳を取得しました。

 

身障者手帳を取得すると、様々な支援制度を使うことができます。

手帳を交付されたときに、担当さんから軽い説明はおそらくあると思いますが、
利用できる制度全部を教えてくれるとは限りません。

病院のソーシャルワーカーさんがおっしゃっていたのですが、
中には使える制度を知らないまま、後から知って悔しい思いをした、という方もいらっしゃるそうで…

 

基本的に使える制度は、向こうから「利用しましょう」と提案してくれるものではなく、
こちらから「これを使いたいです」と申請しなければいけないものです。

 

と言っても、初めてのことですし、不慣れだと何が使えるかなんてわからないんですよね。
誰か主導してくれればいいのに、と、これは何度となく思うことなのですが、
残念ながら今はそういう仕組みになっていません…

 

せっかく使える制度があるのなら、利用できるものはくまなく使いたい!

 

ということで、ここでは、私が使った(申請した)制度をすべてご紹介します。
自治体によって支援は異なるかと思いますので参考までにご覧ください。

もし気になるものがあれば、「こういうことやってますか?」と
住んでいる自治体に問い合わせてみてくださいね。

 

※息子の年齢は3歳、障害の等級は1級でした。
※私は宮城県仙台市に住んでいるので、仙台市の制度について書いていきます。
※メモ欄に、申請に必要な書類と、かかった場合にはその費用を記しています。
※ほとんどの制度に所得制限があります。世帯主に一定額以上の所得があると該当にならないので注意が必要です。

支給していただけるもの

まずは支給・補助していただけるものです。

ガソリン代補助

ガソリン代を、年間30,000円補助してもらえます。

こんな感じの、ガソリン券みたいな綴りをもらえて、
指定のガソリンスタンドで給油する際に提示すると、金券のような感じで使えます。

仙台市の場合、ガソリン代・タクシー代・バス地下鉄代のどれかの補助を選べるようになっていました。

毎年10月~9月までがひとくくりになっているようで、
私は年の途中で申請したので約半年分いただけました。

★必要な書類★
・車検証
・免許証

障害児福祉手当

20歳未満で重度の障害があり、日常生活に常時の介護を必要とする在宅の方(おおむね身体障害者手帳1級、2級の一部、療育手帳Aの一部、あるいは極めて重度な精神障害、内部疾患、難病の方など)に支給します。(仙台市HPより抜粋)

支給額は月額14,880円です。

支給を申請した月からもらえますので、
手帳を取得したらなるべく早く申請したほうがいいのですが、
申請には医師の「診断書」が必要です。

それを書いてもらう日数が結構かかると思います。
(息子のかかりつけの病院では2~3週間かかると言われました)

ですので、まずは診断書を早めに取得、
そして早めの申請が必要になりますね。

★必要な書類★
・診断書
・子供名義の預金通帳
・印鑑
★かかった費用★
診断書にかかる文書代(約6,000円)

特別児童扶養手当

心身に障害のある児童を監護している父又は母や、父母に代わってその児童を養育する方に手当を支給します。

心身に中度以上の障害がある20歳未満の児童(障害の程度は下記1級、2級を参照してください)を養育している父又は母、あるいは父母に代わってその児童を監護している方(仙台市HPより抜粋)

支給額は障害者手帳の等級によって変わります。

  • 1級…児童1人につき 52,500円(月額)
  • 2級…児童1人につき 34,970円(月額)

こちらも支給を申請した月からもらえますので、
早めに申請するのがいいと思います。

こちらの申請には戸籍謄本が必要になります。

本籍地以外に住んでいる場合に、マイナンバーカードで取得できない自治体だと
郵送などで取り寄せないといけないため、やや時間がかかります。
(我が家の本籍地も県外なので時間がかかりました)

その点だけ注意が必要ですね。

★必要な書類★
・戸籍謄本
・世帯主名義の預金通帳
★かかった費用★
戸籍謄本取り寄せにかかる郵送代、手数料など約700円

おむつ代(申請中)

「日常生活用具費支給」という制度があり、
息子の場合は紙おむつの支給に該当しそうでしたので申請しました。

条件はこんな感じ。

・排尿、排便の意思表示が困難
・自力でトイレに行けない
・自力で便座に座ることができない
・介助による定時排泄をすることができない

このすべてを満たすときには支給を受けることができるそうです。

支給を受けるには医師の意見書が必要なので、
今はこれを用意している段階です。

★必要な書類★
医師の意見書
★かかった費用★
意見書取得のための文書代:約1,000円

税金減免

つづいて受けられる税金の減免です。

所得税、市県民税の控除

手帳を取得した年から、障害者控除の対象になります。

確定申告、もしくは年末調整で申告することになるので、
今は特段何の手続きもいらないそうです。

詳細は国税庁HPへ。

自動車税減免

毎年かかる自動車税が減免になります。

軽自動車と普通車で税金の種類が異なる(軽は市税、普通車は県税)ため、
申請する時期や場所などが少し違うので注意が必要です。

我が家の車は普通車だったため、県税事務所に申請しました。

★必要な書類★
・車検証
・免許証
・生計を一にしていることの証明(区役所で発行)

マル優(ニュー福祉定期):保留中

預金の利息が非課税になるマル優。
こちらも利用できそうでしたが、調べてみるとネットバンクは取り扱いしていないことが多いようですね。

一般の銀行で、ネット支店を利用している場合でも取り扱いがないようです。
(あおぞら銀行、スルガ銀行など)

現在息子名義の通帳はネット銀行のものしかなく、
対面銀行に比べだいぶ利息が高いので、
非課税とはいえほぼ利息がつかない一般銀行に預ける意味はあまりないな、と思い
今現在は申請していません。

ですが、使える制度として頭に入れています。

その他

その他、割引などが受けられる制度も使いました。

日常使用装具1割負担

障害の内容によって日常使用と認められる装具や道具は異なるようですが、
息子の場合、こちらを1割負担で作れることになりました。

・座位保持椅子
・バギー
・歩行補佐のための補装具

流れはこんな感じ。

病院に出入りの業者さんで、PTさんや医師とも打ち合わせをしながら決定
→見積&意見書を出してもらう
→役所に提出
→支給決定

セミオーダーということもあってかなり高額になるこれらの器具。
1割負担で済むのはとても助かります…。

しかも、ひと月にかかる負担は決まっていて、37,200円で済みました。

見積を見ると、この3つ合わせると、約60万円になるんです。
それが37,200円。

めちゃくちゃありがたいです。

★必要な書類★
意見書
★かかった費用★
意見書にかかる文書代、約3,000円。
(1枚1,000円ほど。一つの装具につきひとつ必要なので、3枚分)

高速割引(半額)

手帳を持っている身障者が同乗している場合に限り、
高速道路料金が半額になります。

ETC利用の場合には、登録することで通過するときに割引適用になるそうです。

★必要な書類★
・車検証
・ETC番号がわかるもの(ETC利用の場合)

ゆずりあい駐車マーク

自動車に貼る車いすのロゴマークなどは
ホームセンターなどで手に入るようです。

宮城県の場合、「ゆずりあい駐車」という制度を導入しており、
申請すると車いすマークがもらえます。

標識

これを車に提示しておくと、
県内各所にある「ゆずりあい駐車場」を利用することができるそうです。

申請は県庁に行くか、郵送でできます。

詳しくは宮城県HPへ。

 


 

以上、息子の身障者手帳を取得してから使った制度のご紹介、でした!!

予想以上に色々あって、もしかしたらまだ、該当してるけど使ってない、というのがあるかもしれません。
見つかった場合はこちらのページを修正していきたいと思います。

 

手帳取得までのことはこちらから読めます。

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